ダウン症の人は、見たときに「あの人はダウン症かな?」
と外見で分かります。

 

それは、いくつか見た目の特徴に共通する部分があるからです。
その特徴は新生児のうちから表れているのです。


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くっきりとした二重。
切れ長。
まぶたが少しはれぼったい。
 

 
耳が内側に丸まっている。
耳の上部がふくらんでいる。
耳の位置が下のほうにある。
耳の大きさが小さい。
 

 
鼻筋が低い。
顔全体がツルンとした印象に見える。
 

舌・口

 
舌が大きめ。
舌が長い。
口を開けて舌を出していることが多い。

口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)。
上唇が亀裂が入ったように裂けている。
口元がゆるめ。
 

頭の形

 
扁平後頭骨。頭を真上から見たとき、縦よりも横に長い。
 

 
指が少し短い。
小指の関節の数が少ないこともある。

猿線(「ますかけ」ともいう)といわれる、
手のひらを一直線に横切る線がある。
親指と人さし指の間が離れている。
 

 
首の後ろが腫れぼったい。
首が短い。
皮膚

フニフニと柔らかい。
筋肉の緊張が弱い。
 

 
外反扁平足。カカトが外側を向き、足首が内側に入っている。
ダウン症に多い合併症

ダウン症の赤ちゃんは、外見だけでなく、
カラダの中にも共通する特徴があります。

 

それらはダウン症の合併症とされ、治療が
必要な場合も多いので、注意しなくてはいけません。
先天性心疾患

心臓に穴が開いている「欠損症」を患っている場合があります。

 

どこに穴が開いているかで「心房中隔欠損症」「心室中隔欠損症」
「心内膜症欠損症」
など、病名が変わります。


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先天性心疾患があることがわかったら、できるだけ早く、
手術などの治療をすることが必要です。

 

鎖肛など消化器系の奇形

 

肛門がうまくつくられなかった「鎖肛」、腸の一部が狭くなっていたり、
途切れていたりする「十二指腸閉鎖症」「腸狭窄症」など、
消化器系に疾患があることもあります。

 

ダウン症で消化器官の奇形がある場合、
嘔吐やおなかがふくれるといった症状が出るため、
急いで手術しなければならない場合がほとんどです。
 

目の疾患

 

黒目が外側や内側を向く「斜視」、近視や遠視、乱視でものが
見えにくい「屈折異常」、目の水晶体が濁ってしまう「先天性白内障」など、
目にトラブルがあることも。いくつかの目の疾患をあわせ持つケースもあります。
 

耳の疾患

 

ダウン症の人は耳の構造が特徴的なため、耳に疾患がある場合も。

耳の奥にうみのようなものがたまってしまう「滲出性中耳炎」や、
そのためにものが聞き取りにくくなる「難聴」などが挙げられます。
てんかん

 

脳の神経細胞が過剰に反応して、けいれんなどの症状を起こす
「てんかん」。ダウン症の合併症で、てんかんを患う人もいます。
 

甲状腺疾患

 

甲状腺ホルモンを作る機能が低下してしまう「甲状腺機能低下症」
を患うこともあります。

気力が湧かなかったり集中力が続かなかったり、
肌が乾燥するなどの症状が表れます。
 

白血病

 
血液のがんである「白血病」。白血球が増えてしまう疾患です。
早期発見、早期治療することが求められます。

 
わが子がダウン症かなと思ったら
パッチリ二重の目にフニフニの肌。

ダウン症の赤ちゃんは、欧米では「エンジェルベビー」
「エンジェルキッズ」と呼ばれているそうです。
また、ダウン症の人の特徴は見た目だけではありません。

 

温厚で笑顔が多く、人を疑ったり悪意を持ったりすることがない、
やさしい人柄も共通のものです。そのためアメリカでは
「養子にするならダウン症の子どもがいい」と養子縁組の
順番待ちをしている人も多いのだそう。


 
ただし、ダウン症の合併症として起こりやすい先天性心疾患や
消化器系の奇形は、急いで手術や治療をする必要があるものがほとんど。

 

もしわが子を「ダウン症かな?」と思ったら、できるだけ早く検査し、
合併症の有無を確かめることをおすすめします。